令和2年12月19日に、大阪市立大学の野村恭代先生をお迎えして防災講演会をオンラインで行い、地域防災力の強化について考えました。通信状況の影響で、少し聞きづらいところがありますが、貴重なお話をいただきましたので、みなさまと共有したいと思います。
講師の自己紹介から始まりました。
地域でのコンフリクトが生じた際に、「防災」を切り口に修復に向かうこともあるとお話されています。
防災では自助、共助、公助が大事です。災害への備えの基本的なこと、特に、自助について、水や食料、常備薬等の備蓄、家具の固定について触れています。また、自助は、共助を行っていくためにも必要であると言っておられます。
阪神淡路大震災、東日本大震災など、地震による甚大な被害を受けた時の経験から、公助には限界があり、自助や共助が重要であることが認識されるようになりました。岩手県釜石市の「津波てんでんこ」も共助が注目されたきっかけです。平時からの取り組みが災害時に力を発揮した岡山県総社市下原地区の事例もご紹介いただいています。
2040年の日本の人口構成と同じとされる北海道のある地区での、野村先生の研究プロジェクトをご紹介いただいています。特に、身近な福祉相談所「ぽっと」の取り組みは、地域の社会福祉の専門家とともに活動するもので、心を揺さぶられるお話ですが、自治会での取り組みとして大変参考になるものです。
新型コロナウイルス感染症蔓延時に避難所を開設する際の注意点などをお話いただいています。
小学校の福井校長先生、小学校PTAの白木様、防災士の長﨑様からお話していただいています。
・福井先生は、防災教育推進校であるけやき台小学校での取り組みや、「自賛」「共認(きょうにん)」「感謝」を育てたいなど、お話をしています。
・白木様からは、災害発生時の家族それぞれの役割を考えておくことが大切というお話などです。
・長﨑さまは、災害に対する意識は様々で、隣近所の活動(クリーン・デイという美化活動)などを通してつながりを作るのがよいのではないかなど、お話ししています。
けやき台自治会・自主防災会が行った防災講演会のオンラインの録画を編集しました。なお、令和2年11月14日の防災訓練・安否確認訓練、12月19日は防災講演会、令和3年2月20日の避難所運営シミュレーションは、「公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構」補助金を財源とする「ひょうご安全の日推進県民会議」の助成を受けて事業を行っています。
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